保田ゼミブログ

ゼミの様子を交代で更新していきます!

死神の精度/すべての仕事はクリエイティブディレクションである。

菊地真生です!私が読んだ2冊の本を紹介します!

 

1冊目は、伊坂幸太郎さんの『死神の精度』です。

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この本は、主人公である「千葉」という名前をもつ死神が出会う様々な人の人生を描いた、6つの短編物語になっています。

 

この本の中で、私が好きな千葉のセリフがいくつかあります。

 

「どうして、人間は、人を殺すんだ?」

「おまえたちはいつも、自分のやったことが分からないんだ」

「人間というのは、眩しい時と笑うときに、似た表情になるんだな」

 

この他にも、人間の「生きること」の根源に対しての様々な言葉があり、それらが死神という異質な存在から放たれていることで、非現実的な小説の世界の中に現実社会のリアルさが詰め込まれています。

 

さらにさらに!この小説の中にはいくつかの仕掛けがあります!短編のつくりになってはいるのですが、最後まで読み切って初めて、伊坂さんの仕掛けがなんだったのかが分かります。

 

 

さて、2冊目は、古川裕也さんの

『すべての仕事はクリエイティブディレクションである。』です。

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この本では、

「クリエイティブ・ディレクションという仕事は、

【課題→アイデア→エクゼキューション】

という方程式のすべてを考え、決定し、実行すること」

「世の中のほぼすべての仕事は、この方程式で成り立っている。」

ということを、広告をつくる側からの目線で解説しています。

 

レッド・ブルやリクルートポイントなど、様々な広告の事例を写真と一緒に取り上げていて、広告の仕事についての理解が浅い私でも分かりやすいように書かれています。

 

この本は「クリエイティブ・ディレクション」についての本ですが、実際に多くの人を統括する古川さんの立場からのアドバイスも多くあり、「リーダーシップ」というものを教えてもらえる本でもあるなと思いました。

 

 

今回紹介した2冊はどちらも良い勉強になると思うので、ぜひ読んでみてください!

以上、菊地真生でした!