ソーシャルファイナンス革命 書評
こんにちは、山下です。
今回は私が読んだ、慎 泰俊さんの「ソーシャルファイナンス革命」を紹介したいと思います!
私は、以前授業で慎 泰俊さんのお話を聞く機会がありました。それがきっかけで、読んでみようと思いました。
慎さんのお父さんが、慎さんの大学院の入学金を周りに頭を下げてまで工面してくれたことや、五常講(仁・義・礼・智・信)、無尽と言う江戸時代の金融の仕組みなど、授業でお話してくれた内容が多く載っていたので、授業を思い出しながら読むことができました。
また、本のタイトルにあるように、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語である、クラウドファンディング(起業家が製品・サービス・アイデアの実現などの目的のために、インターネットを通じて不特定多数の個人から資金の出資を募ること。)や、マイクロファイナンス(世界の貧困層の経済的自立を目的に、財産などの担保や保証人なしの融資をすること。)といった、人と人との繋がりを活かした新しい金融の仕組みについて知ることができました。
「生まれながらの環境でその人の可能性が制限される世の中が嫌いで、変えたいと思った。」という慎さんの熱い思いが伝わってくる内容でした。
最後に、私がこの本で印象に残った言葉を紹介します。
「お金で幸せになれるとは限らないが、お金は人に機会を与えてくれる」
「絆は直接的にはお金にならないが、絆からはお金が生まれることがある」
お金に対する考え方が変わった一冊でした。
皆さんも是非読んでみて下さい。
以上、山下でした!