保田ゼミブログ

ゼミの様子を交代で更新していきます!

神戸大×昭和女子合同 徳島合宿行ってきました報告。

 こんにちは!保田ゼミの菊地涼香です。

今回もみんなに引き続き神戸大学と合同で参加した
徳島ゼミ合宿についてご紹介します。

1:ベンチャーキャンプに参加
2:地方創生は必要なのか
3:全体を通して感じたこと
4:最後に

おつき合いください^^

ベンチャーキャンプに参加

合宿の前半はベンチャーキャンプ2016 in まぜのおかに参加しました。
>>http://start-up-camp.com/

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徳島県出身である、日本テクノロジーベンチャーパートナーズ投資事業組合代表の村口さんをはじめ、startupの企業経営者やVCまで様々な方のパネルディズカッションを1日に渡って聞いてきました。


 その中での特にコイニー株式会社の佐俣奈緒子さんのお話しを聞くことが楽しみでした。実際にお話しを聞いて印象的だったのが「競争をしない生き方」を選んでいるとおっしゃっていたこと。私は意外と競争心が高いのですが(笑)真っ向から勝負するのではなく、自分がより成長しそうな、興味がある道を選んでいくということが重要なんだなと思いました。確かにただ競争しているだけでは疲弊していきますね・・・!
「競争をしない」というのは「人と違うことをしてみること」。
言い回しは違えど、これは皆さん共通しておっしゃっていました。新しい道を切り開く起業家にとってこの思考は大切なのかなと思いました。

 

夜は参加者みんなでBBQ!
徳島の美味しいお肉やかつお、伊勢エビなどをいただきながら登壇者の方や参加者、他大学の人と交流しました。

かつおはその場で捌いていただきました!

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次の日は座禅体験をアクティビティーとして参加。
座禅はあぐらだと思っていましたが、
その前におしょうさんより30分程度正座でお話しを聞く時間がありとっても大変で自分との戦いでした。。笑(お話しはすごくよかったです!)

肝心の座禅は自分を心と体を別々のものだと思い、何も考えないことが大切だと教えていただき実践。不思議と30分座禅したのですが、考えごとをすることもなくあっという間に時間が経ちました。このように普段はなかなかできない経験ができたことは徳島のベンチャーキャンプならではであると思いました。

 

「地方創生」は必要か?

後半は今回の舞台である美波町に移動し、
合宿のテーマである「地方創生」について学びました。

「地方創生」って最近よく聞くワードですよね?
でも、実際都内で過ごす人にとって馴染みのないものではないでしょうか?

 

人口を増やすための政策?
東京の混雑をなくすもの?
町がなくなるとどうなるのか?

 

事前課題の本の中には「地方創生は絶対必要だ!」という内容が綴られてはいるものの地方創生ってなんなんだろうというモヤモヤを抱えたまま美波町に到着。この町にはコンビニもあまりなく、スーパーも19:00には閉まってしまう、町を歩いても人にはすれ違わないという絵に書いたような田舎でした。

この合宿のゴールは

美波町に若者を呼び込むためにはどんな施策が必要か?】という

プレゼンをすることです。


「この町に若者を呼び込むのは難しいのではないか・・・」
私が最初に感じたことでした。

 

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しかし、滞在した3日間でこの考えは覆されるものになるのでした。

地元の方々や今回の合宿を企画、サポートしてくださった
サイファー・テック株式会社の吉田さん、齋藤さんをはじめ
たくさん方々から美波町について教えていただく機会をいただきました。

・地元の方々との交流会
・吉田さんのお話し
・町長さんのお話し
美波町の町探索
美波町ベンチャー企業へのインタビュー
などなど

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 ↑地元の方が開いてくださった交流会の様子

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 ↑とってもおいしい居酒屋さんつくしに訪問

 

地元の方々とお話しする度に思うことがありました。
それは「本気で美波町が好きなんだな」ということ。

ずっと地元にいらっしゃる方もいれば、東京と半分ずつの生活をしている方、
Iターンで都市からやってきた方などなど皆さんバックグラウンドは様々ですが、今の生活に納得していることが分かりました。そして、自分たちの大好きな町だからこそなくなって欲しくない、もっと活性化させたいと思って行動していらっしゃるんだなと感じました。

そして、何よりも感じたことがあります。
それは「人の温かさ」です。


都心ではあまり見ることがない世代や仕事を越えての交流が盛んです。
そして、新しい人でも受け入れてくれる文化があります。
私たちも実際に美波町に滞在したのはおよそ3日間ですが、どこか昔から知っていた家のように馴染んでいました。
 今まで縁もゆかりもなかった町であったにもかかわらず、3日間でこんなにも愛着が湧くものかと驚きました。


「地方創生」って言葉を聞くと政府が行っている堅いことのように思えますが、地元の人々が地方創生に関して考え、若者を増やすためにはどうすればよいのかという課題に取り組んでいらっしゃること、「地元を守りたい」という情でできていることにはっとさせられました。

最終的に4チームそれぞれの案を提案し、町の皆さんは喜んでくださいました。
しかし、普段から本気で美波町のことを考えて、
そして私たちのことを心からおもてなししてくださっているのに対して、
もっとできたことがあったのではないかという反省が残りました。

言葉や案だけでなく、
実際にカタチにすることができたらよかったのかなとも思います。

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ちなみに徳島新聞デビューもしました!

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自分の軸を持つことが大切

最後にこの合宿を通じて考えさせられたことをちょこっと。

地方創生がテーマでしたが、
個人的には「生き方」を考えるきっかけになりました。

 徳島という今まで全く縁のなかった地に行き、たくさんの人と交流しました。
起業家や投資家という都内でバリバリ働く方から人口7000名の町の住民の方や町長さん、サテライトオフィスを構え、田舎の中で最先端のITを仕事とする社長や社員の方などなど。

みんな本当に一人一人異なる生き方をしていました。
そして、みんな自分の生き方に満足していました。


現在、美波町の居酒屋で働いているアーティストであり、旅人である男性とお話しした際に「なるほど」と思ったことがあります。

それは「自分の人生の軸をどこにおくかが重要」ということ。

その方は日本だけでなく海外にも実際に2ヶ月以上住み、
移動しという生活を続けていらっしゃる方です。

専門学校を卒業した際には何をやりたいか分からなく、様々な土地で過ごして見る中でやっと自分が大切にしたいものが見えてきたといいます。

「自分が何を大切にしたいのか」が見つかるタイミングは人それぞれです。
おそらく、Iターンで東京から徳島に来られた方は実際に働いてみて気付いたのでしょう。

就職活動で上京するということを考えることはあっても、
地元でもない地方に行くという選択肢を考える人は少ないのではないでしょうか?
 地方で生活することやライフスタイルを重視させたいという選択肢を知り、自分の大切にしたいことを重要視させる生活がみんなできたら満足できる生き方ができるのかなと思います。

都内にいることが合う人もいれば地方に住むことが合う人もいます。
それそれが納得した生き方をできるようになることが1番いいなと思いました。


最後に

今回この合宿を提供してくださった保田先生、
そしてサイファーテックの吉田さん齋藤さん、
地元の方々

素敵な時間を本当にありがとうございました。

また美波町に行きたい!!f:id:hodazemi_swu:20161009195040j:plain

 

以上きくちでした。