保田ゼミブログ

ゼミの様子を交代で更新していきます!

2016/9/24-28神戸大学・昭和女子大学合同ゼミ合宿の感想

前回のあずちゃんに引き続き、先月行われたゼミ合宿について記事を書かせていただきます。山中です。

今回のゼミ合宿は大きく分けて二部構成になっていました。

9/24-25 ベンチャーキャンプ2016 in まぜのおか

start-up-camp.com

9/25-28 地方創生ワークショップ in 徳島県海部群美波町

4泊5日の長丁場です。

 

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ベンチャーキャンプ2016 in まぜのおか」ついて

 

このイベントは、普段東京を拠点に起業家をしている方や、ベンチャーキャピタルをしている方などが、ご自身の事業の話をされたり、未来についてのパネルディスカッションをする内容でした。

このイベントに参加して自分の中で起業に対するイメージが変わりました。

このイベントに参加するまでは、起業はほんの一握りの天才的な人が全て計画的に行っているのかと思っていました。

しかし、このイベントに参加して、coinyの佐俣奈緒子さんが「起業というのは高い志が必ずしも必要なわけではなくて、とりあえずやってみたいことを転がりながらやってみること」と仰っていて、起業に対するイメージが変わりました。

また、ZEROBILLBANKの安藤さんが、「最後は耐える人だけが勝つ」という話をされていて、やはり何事にもあきらめないでいることが大切だと思いました。

 

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セミナー、パネルディスカッションをした後、参加者とプレゼンターのみなさんでBBQをしました!

初めて伊勢海老を食べたけどおいしかった♪

 

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「地方創生ワークショップ in 徳島県海部群美波町」について

まず、この地方創生ワークショップの最終的なゴールは「美波町の若者を増やすための施策を提案する」というものでした。

 

そのための事前課題として、

地方消滅 - 東京一極集中が招く人口急減 (中公新書)  増田寛也さん

競わない地方創生 ―人口急減の真実― 久繁 哲之介さん

がありました。

 

増田寛也さんと久繁哲之介さんは違った立場からの意見(公務員と民間の人)が書いてあり、考え方の違いや問題のとらえ方の違いがわかりました。

地方創生に関わる両者のその違いがわかり、今回のワークショップにかなり役立ったと思います。(ワークショップの当日にやっと読み終わった...)

特に、久繁さんのほうは地域創生を考えるときにもマーケティングの手法を使うべきだと記されており、とても勉強になりました。

 

ワークショップを行ううえで、美波町のことを知る機会をたくさん設けていただきました。

・地元の方を交えての歓迎会

漁師さんが釣ってきた鯛や、オードブルをいただきました。

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地元の方と交流して思ったことは、「美波町には世話をやく文化が残っている」「美波町の町の方々は美波町が好き」ということです。

都心部では最近見られない、住民同士の年齢差を越えた強いつながりを感じました。

また、そういった文化が残っているのが少しうらやましく感じました。

 

 

サイファー・テック株式会社 兼 株式会社あわえ 吉田基晴社長によるレクチャー

吉田社長の講演では、「一人の若者が複数の場所で生産・消費・子育てを行う必要性」の話がとても心に残りました。

半地方半東京での「2拠点ライフ」を送っている吉田社長の講演を聴いて、将来そんな生活ができたらいいなと思いました。

 

・町内視察(ボランティアガイド会日和佐の案内)

ボランティアのガイドさんに案内をしてもらい、四国八十八カ所第23番霊場薬王寺やウミガメ博物館カレッタ(の外側?)を観光しました。

美波町の方々の「おもてなし文化」は、この町に四国八十八カ所第23番霊場薬王寺があることで、昔からたくさん参拝客が来ていたことに所以していると学びました。

また、ガイドの方とお話をさせていただくなかで、美波町に若者を呼び込みたいという町の方々の気持ちがひしひしと伝わってきて、身の引き締まる思いでした。

 

美波町長による講義

・地元の企業への訪問

・BBQ

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BBQでは、とてもおいしい鮎やイカ、お肉をいただきました。

 

私は、美波町にある「居酒屋つくし」の店長に教えてもらいながらイカを切りました!

最初は細く切ってるつもりなのに全部つながっていたりして、全然うまくいきませんでしたが、ずっと切っているうちに上手に切れるようになりました☺

また、お肉を焼いている時間に地元の方とたくさんコミュニケーションをとることができて嬉しかったです。

 

 

これらの講義や交流を通じて、私たちは「美波町の若者を増やすための施策」を考えました。

私が今回のワークショップで施策を考える際に気を付けたことは、二つあります。

まず一つ目は、あまり突飛なものにしないようにすることです。私たちならではの視点をとりいれつつ、実現可能性が高いものを提案しようと考えました。

そして二つ目は、美波町のことや町の方々のことを徹底的に知るということです。これまでのゼミでのプロジェクトから、事前調査(もしミカでの店頭・街頭調査)の大切さを学んでいたからです。加えて、予備知識がとても少なかったので、町の方々のコミュニケーションに加えて、美波町のHPを見るなどして「美波町を現在どのように町外に見せているのか」を把握するように気を付けました。

 

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施策を考えて、ミーティングしていく中で、今まで一緒にプロジェクトをしたことがない3年生や神戸大生と意見交換を交わしていくのは、いつも通りにいかないことも多かったです。

このプロセスの中での反省点としては、ミーティングを始める前からもっとコミュニケーションを取っておけばよかったということです。

ミーティングの前に関係性を築いていれば、ミーティングがもっと円滑に進んだと思うので、4年生の私から積極的にするべきだったと反省しています。

 

施策については、今までのゼミでの経験を活かした私たちの視点から提案できたと思います。(ただ、もっとできたんじゃないか...!という気持ちはあったけど)

 

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私は、今回の「地方創生ワークショップ in 徳島県海部群美波町」を通じて、本当の意味での「地方創生」が分かった気がします。

ワークショップが始まったばかりの時は、「地方が衰退するといずれ東京も衰退するから、地方創生は必要」という考えでした。しかし、町の方々と触れ合い、町のいろいろなものを見て、食べて、考えが変わりました。

今までは、最終的に東京のことを考えていたけど、「美波町の人口が減って町がなくなると、こんなに悲しむ人がいる」「こんなにきれいな景色が見れなくなる」「こんなにおいしいものが食べられなくなる」というように、東京のことは関係なしに、美波町のことを考えて地方創生は必要だと思うようになりました。

 

東京に住んでいる人や、地方創生が必要ないと思っている人も、今回私がさせていただいた体験をすれば、身をもって地方創生の必要性を感じられると思いました。

 

そして、ワークショップの終わりに保田先生が、「東京に住んでいるから地方創生は関係ないと一蹴するのではなくて、とりあえず少し勉強してみる」「興味がないものでも少し学んでみる」(まだ知らないことばかりなのに、その狭い視野だけで興味がある・ないを決めるのはもったいない)ことの大切さの話されていて、「その通りだな~」と思いました。

 

今回の合宿を通じて、徳島県美波町が本当に大好きになりました。絶対また行きたいと思います☺

 

 

このような機会を作ってくださった保田先生を始め、徳島ニュービジネス協議会や株式会社あわえの吉田社長、美波町の町長、町の方々など、多くの方々のご厚意に感謝します。ありがとうございました。

 

 長くなりましたが、山中塔子でした!

 

美波町のおいしかったお店

 

odori.kitchen

サラダのドレッシングとプリン、阿波踊りが最高においしくて店内もおしゃれでした。

あと、店員さんも若い美男美女ばかりでした。

retty.me

出てくる料理が全部全部おいしくて感動しました。(値段もリーズナブル!)

鶏の生レバーとラーメンが特に美味しかったです。東京に出店してほしいです。。