論理的に考えるとは他者を尊重すること
こんばんは。あんなです!
今回私が紹介する本は、伊藤真さんの
考える訓練
という本です。
普段直感で生きていて、考えることが嫌いな私には手に取りづらいタイトルでしたが、読み始めると1日くらいでスラッと読めてしまいました。
内容としては、
考える回数を意識的に増やして、論理的思考を身につけるという内容でした。
『論理的に考えるとは、他者を尊重することになる。』
『相手の立場を尊重したり、相手の立場に立ったりするから、相手にもわかるように論理的に説明しようと思うのである。』
という文書がとても印象に残っています。
たとえば、裁判や法律が論理的なものというイメージがありますが、それはひとはそれぞれ違っていて、対立することもあるので、論理的なものが必要になるからですね。
裁判などだけでなく、これは私たちの日常でも同じことがいえます。
普段、プレゼンなどをするときに、相手も知っているだろう、同じことを思っているだろうという前提でなぜそうなのか、など論理的な説明を省いてしまうことがよくあります。でも、それは勝手な思い込みで本当は伝わっていなかったということが多いです。
自分と他人は違うのだから、伝わらなくて当たり前。説明しないと、伝わらない。
そういう前提で考え、共通に理解しあえるところまで深く掘り下げて、伝えていくために『論理的に考える』ことが『他者を尊重する』ということなのだなぁ、なるほど!と思いました。
最後に、
論理的に考えることは、相手に対する優しさのあらわれなのだなぁ
と論理的思考という言葉のイメージが変わる本でした。