保田ゼミブログ

ゼミの様子を交代で更新していきます!

読書は一冊のノートにまとめなさい 完全版 書評

こんにちは、山中です。

わたしが今回紹介するのは、【読書は一冊のノートにまとめなさい 完全版】です。

f:id:hodazemi_swu:20151104122859j:plain

なぜこの本を読んだかというと、いつもしている読書を形に残して自分の中にきちんと知識として残したいと思ったからです。

この本には読書の記録をノートにつけることがいかにいい事か、読書ノートを作るにあたってどういう風に本を読んだらいいか…など読書ノートに関わる事がたくさん書いてありましたが、こちらではわたしのが最も印象深いと思ったふたつのことを紹介したいと思います。

まず一つ目は【読書+読書ノート=将来のアウトプットの仕込み】ということです。

ただ本を読むだけでは、その本を読んだ時に感じたり考えたりしたことを残しておくことができません。読書ノートを作ることで、自分が何を感じたか何を考えたかということが可視化されるようになり自分の中で整理されます。読書をすることよりも、むしろ、その本を読んで自分がどう思ったかどう考えたかの方が価値のあることであり、大切なことです。

ショーペンハウエルは著者『読書について』で『読書とは他人の考えをなぞることであって、思考の怠慢だ。本など読まず自分で考えろ』という言葉を残しています。それに対して著者は本書の中で『本によってある程度のところまで連れて行ってもらったら、そこから先へ少しでも自分の頭で考えることが大事だと思います。』と言っています。

この二つの意見には本当に同感でした。本を"読み終わる"ということをゴールにしてはいけないと思います。読んだ本をどう活かすかが問題であって、その本に対しての自分の意見を見つけることがゴールなのだと思います。

二つ目は【読書によって悩みは解決できる】ということです。

これはゼミで毎週やっている本の発表の時にも話したのですが、まず本書から著者の考えを引用したいと思います。

『たとえば、転職しようか考えている人なら、人に相談するだけでなく、「転職」「キャリア形成」「会社選び」「働き方」といったテーマで、できるだけ多様な考え方が聞けるように三冊の本を選んで読む。そして熟読して読書ノートを作りながら考え、結論を出す。この方が、身近な人に相談するだけのケースより納得感があるし、良い結果にもつながりやすいのではないでしょうか』

以前『愛着障害』という本を読んだ時に、自分がずっと持っていた悩みの原因や、解決策を知ることができました。そして、読み終わった後にすごくすっきりした気持ちになりました。友達に相談するのもいいですが、そのすっきりした気持ちは友達に相談するだけでは味わえなかったものだと思います。本を読むということは”専門家の考えや意見を知る"ということでもあると思います。なにか悩みがあった時は友達に話すという選択肢以外に読書(専門家の話を聞く)という選択肢も加えたらいいと思います。

【読書は一冊のノートにまとめなさい 完全版】、読書とはどういうものなのかを教えてくれる本ですヾ(@⌒ー⌒@)ノ

f:id:hodazemi_swu:20151104122936j:plain

☝︎この本を読んで作った読書ノート