電車で読むのはおすすめしません。
こんばんは!長谷川杏菜です!
今日わたしが紹介する本は、川村元気さんの『世界から猫が消えたなら』という小説です。
余命わずかと宣告された主人公の僕が、突然現れた「悪魔」に「この世から何かを消す。その代わりにあなたは1日だけ命を得ることができる」といわれ、主人公の僕は自分が1日でも長く生きることを選択。僕の命と引き換えに、電話や映画、時計など世界から次々にものが消えていく。。。。
というお話です。
『なにかを得るためには何かを失わなければならない』
電話など、人は技術によって様々なものを手に入れたけれど、それと引き換えに相手を思う時間や気持ちをを失ってしまっていたんだなと、、、
主人公の命と引き換えに、ものが消えていくたびに、本当に大事なものは何だったのかということを何度も考えさせられ、私自身の大切な人や大切なものってなんだろう、と考えるいい機会にもなりました。
また、最近遅めの反抗期を迎えている私ですが、、、笑
これを読んだ後は家族やものをもっと大切にしようと思う気持ちが強くなりました。。。
そして本の最後にコラムニストの中森明夫さんの解説があるのですが、解説の最後に、
『愛する』ということは『消えてほしくない』ということなんだ!
と書かれていました。
この本を一言で表すとするとまさにこの言葉です!
私の書評が下手すぎて、どういうことだよって思った方はぜひ実際に読んでみてください。。。
Amazonの評価はなぜか低めですが。笑
わたしはオススメします。
以上、長谷川でした!